2009年9月12日土曜日

ウルヴァリン:X-MEN ZERO/NARIZO映画レビュー

驚異的な治癒能力ゆえに死ぬ事も無く、ミュータントとしての高度な戦闘能力を隠しながら、戦いに身を投じてきたローガンとビクターの兄弟。しかし、ビクターとの確執と、彼に最愛の女性を殺されたローガンは、彼を追い、敵を討つ決心をするのだった。

「X-MEN」と言えば超能力や変異体のヒーロー達が活躍するアメコミシリーズ。
正直なところ、全く面白いと思えなかった映画1作目以降、このシリーズとは距離を取っていたのだが、今回、予告編が意外にも面白そうだったことから、久々に見る気になった。
この作品は、サブタイトルにゼロが付いている事からも判るとおり、「バッドマンビギンズ」みたいに、言わばシリーズにおけるエピソードゼロにあたる話。
長寿シリーズならではの複雑な設定や、豆知識、予備知識ナシで楽しめたと言うのは、でかかった。

で、感想のほうはこれがまた、失礼ながら嬉しい誤算だった。
手堅いシナリオは、程よいスピード感の中で、アメコミを知らない客を置いていく様なこともないし、ちゃんとローガンに感情移入して見るコトが出来る。そして、ローガンが「ウルヴァリン」を名乗るようになった切っ掛けや、お馴染みの革ジャケットの由来に触れたりして、シリーズのファンを喜ばせる事も忘れていない。
近年のアメリカから来たアクション映画の中で比較すると、そこそこ以上の作品だと思うのだが、多くの日本の観客からは「Xメンでしょ?ああいうのは、いいわ。見なくても...」とかって、あっさり、選択肢から却下されそうで、なんとも残念だ。
監督は、キャヴィン・フット。初めてのアクション映画だと思うのだが、それを全く感じさせない非常にうまい演出だったと思う。
今回、製作にも名を連ねるウルヴァリン役のヒュー・ジャックマン。自分の当たり役だけに続編も作る気満々らしい。何でも、次回作は日本が出てくるとか。今から、心配だ。(爆)

ところで、ヒュー・ジャックマンは世界一セクシーな男に選ばれたコトがあるらしい。
ムキムキでギャランドゥーで鋼鉄の爪。....アメリカ人のセクシーってこういう基準なんだ。

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