12世紀末。十字軍の兵士としてフランスで戦っていたロビン(ラッセル・クロウ)は、騎士ロバート・ロクスリーの遺言を聞き入れ、彼の形見の剣を故郷ノティンガムに届ける。
跡継ぎを失った領主のウォルターは、領地没収を恐れ、ロビンを息子の身代わりとする事を提案。ロバートの妻マリアン(ケイト・ブランシェット)も渋々これに従った。
一方、ジョン王(オスカー・アイザック)の重臣でありながらフランスの手先として内乱を画策していたゴドフリー(マーク・ストロング)の策略は、戦争と過酷な税金、教会の搾取に荒廃するイングランドを混乱に陥れ、その隙を突くようにフランスの艦隊が、侵略のためにイングランドへと上陸しつつあった。
リドリー・スコット監督とラッセル・クロウが再びタッグを組んで「グラディエーター」以来の史劇に挑戦。
それを聞いただけで興味と興奮が掻き立てられた。
確かに見応えはあったし、期待した様な内容ではあったのだが、全てが想像の範囲内。目新しさはまるで無かったといってよい。
今回のロビン・フッドは、伝説的義賊になる前のストーリー。言うなれば、義賊が誕生するまでのエピソードが紡がれる。140分もの長尺でありながらも決して飽きさせないテンポと躍動感あふれる戦闘シーン。この辺りのクオリティはさすがリドリー・スコットだ。
しかし、その一方で名作「グラディエーター」と比べると、時間を掛けた割には個々のキャラクターが全然描けて居ない。
これが最期まで尾をひいて、重厚でリアリティに溢れたドラマを残念な印象にしてしまった。
それでも勿論、続きがあるなら見て見たいけどね。
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