skip to main |
skip to sidebar
全能の神ゼウス(リーアム・ニーソン)と人間の間に生まれたペルセウス(サム・ワーシントン)が、怪物クラーケンを打ち破ってから10年。妻を亡くして今は、10歳になる息子ヘリウスを男手ひとつで育てながら、漁師として静かに暮らしていた。
一方、神は人間からの崇拝を失ったことで力が弱まり、投獄していた凶悪なクロノス率いるタイタン族を制御できなくなりつつあった。
リメイクとしては、派手なだけでかなり微妙だった「タイタンの戦い」の続編。それでも、そもそもオリジナルが大好きなだけに、期待せずにと思いつつ劇場へ。はっきり言って神々が内輪もめするだけの平坦なストーリーは退屈すら感じさせるものだったが、火を噴く双頭獣キメラのスピード感あふれるアクションシーンとか、一つ目の巨人の暴力的なユーモラスさとか、高速で迷路が動くタルタロスの牢獄なんて難易度高いテレビゲームみたいだったし、最後の圧倒的な巨大さとインパクトながら、意外と呆気ないクロノスとの最終決戦まで前作を遥に凌ぐ映像的興奮は一見の価値ありって感じに。ハデスのレイフ・ファインズとか、ゼウスのリーアム・ニーソンとか、キャスティングは豪華なんだけど、どうもキャラクターの印象が薄いのはやっぱりストーリーがつまらないからだろうな。二人のラストの見せ場は、CG以上に役者の力を感じさせるものがありましたけどね。しかし全体的にはドカーンドカーンと、なんだか騒々しいだけで終わってしまい、アクションシーンの数々で吹っ飛ばされ、石柱に頭がぶつかっても、石柱の方が砕け、本当に人間かよ!と、突っ込みどころ満載のペルセウス(サム・ワーシントン)の石頭の事くらいしか他に思い出せない。(笑)たいして期待していなかったとは言え、作品を通じて最も残念だったのは、この作品内で美人であって欲しいキャラNo.1のアンドロメダ女王(ロザムンド・パイク)がどうも、ただのオバサンにしか見えなかったこと。しかしまぁ、ギリシャの神々は、ホント、人間にとっては迷惑な存在ですな。って、そんな映画。
ハワイ沖。各国の海軍艦船が集結する軍事演習が行われるなか、沖合に正体不明の巨大な物体が出現する。
それは、地球からの友好的な呼びかけに応じて飛来したエイリアンの母船だった。
エイリアンは次々と未知の武器を繰り出し、激しい攻撃を仕掛けてくる。
艦隊から孤立した米駆逐艦の新人将校アレックス・ホッパー(テイラー・キッチュ)と、日本の自衛艦の指揮官ナガタ(浅野忠信)は、孤立無援の中で知略の限りを尽くして立ち向かうことになるのだが....。 ど派手なアクションシーンに彩られたお決まりの宇宙からの侵略モノ。しかし、他に無くユニークなのは海軍が舞台で、駆逐艦とかイージス艦が主役だということ。海を舞台にしたバトルエンタテインメントで、男の子ゴコロをくすぐる爽快なミリタリーファンタジーだ。玩具メーカーのハズブロ(日本の「トランスフォーマー」を海外でヒットさせたあの会社ね)が、製作している理由として、昔からあるボードゲームの「軍艦ゲーム」の発売元だってのがあって、それを元に映画化って事らしいんだけど、随分と地味なゲームからとんでもない映画に発展させたもんだ。(笑)ライバル心を燃やす日米の海の精鋭が、宇宙から来た共通の敵の前に団結して戦うという非常に単純明快なストーリー。浅野忠信は名実ともに準主役級で、全くメインキャストの中にあってひけを取らない。主役のテイラー・キッチュは色んな意味で話題のディズニーSFアクション「ジョン・カーター」の主役でもある人ね。それから、歌手のリアーナが魅力たっぷりで男勝りの海軍士官を演じていたり、提督の役でリーアム・ニーソンが出てきたりとキャスティング面も、見ていて非常に楽しかった。海軍の艦船が主砲や対空砲を撃ちまくるようなアクション映画なんて、近年とんと見たことが無かったので、かなり斬新。この手の作品なのでノリ重視、良い意味で突っ込みどころ満載だけど、漫画のように楽しめる。最後なんて「おいおい!!」と爆笑モノの文字通り「バトルシップ」な展開が待っているわけだけど、これは劇場でみんなに爆笑して欲しいので敢えてここでは書きません。ここ数年の侵略映画の中では、馬鹿映画としてみてもベストな作品に出遭ったと思えました。海軍全面協力の最高のワルノリSF映画です。この手の作品が好きなら迷わず、劇場へ!!(笑)