それは、地球からの友好的な呼びかけに応じて飛来したエイリアンの母船だった。
エイリアンは次々と未知の武器を繰り出し、激しい攻撃を仕掛けてくる。
艦隊から孤立した米駆逐艦の新人将校アレックス・ホッパー(テイラー・キッチュ)と、日本の自衛艦の指揮官ナガタ(浅野忠信)は、孤立無援の中で知略の限りを尽くして立ち向かうことになるのだが....。
ど派手なアクションシーンに彩られたお決まりの宇宙からの侵略モノ。
しかし、他に無くユニークなのは海軍が舞台で、駆逐艦とかイージス艦が主役だということ。海を舞台にしたバトルエンタテインメントで、男の子ゴコロをくすぐる爽快なミリタリーファンタジーだ。
玩具メーカーのハズブロ(日本の「トランスフォーマー」を海外でヒットさせたあの会社ね)が、製作している理由として、昔からあるボードゲームの「軍艦ゲーム」の発売元だってのがあって、それを元に映画化って事らしいんだけど、随分と地味なゲームからとんでもない映画に発展させたもんだ。(笑)
ライバル心を燃やす日米の海の精鋭が、宇宙から来た共通の敵の前に団結して戦うという非常に単純明快なストーリー。浅野忠信は名実ともに準主役級で、全くメインキャストの中にあってひけを取らない。
主役のテイラー・キッチュは色んな意味で話題のディズニーSFアクション「ジョン・カーター」の主役でもある人ね。それから、歌手のリアーナが魅力たっぷりで男勝りの海軍士官を演じていたり、提督の役でリーアム・ニーソンが出てきたりとキャスティング面も、見ていて非常に楽しかった。
海軍の艦船が主砲や対空砲を撃ちまくるようなアクション映画なんて、近年とんと見たことが無かったので、かなり斬新。
この手の作品なのでノリ重視、良い意味で突っ込みどころ満載だけど、漫画のように楽しめる。
最後なんて「おいおい!!」と爆笑モノの文字通り「バトルシップ」な展開が待っているわけだけど、これは劇場でみんなに爆笑して欲しいので敢えてここでは書きません。
ここ数年の侵略映画の中では、馬鹿映画としてみてもベストな作品に出遭ったと思えました。
海軍全面協力の最高のワルノリSF映画です。この手の作品が好きなら迷わず、劇場へ!!(笑)
0 件のコメント:
コメントを投稿