オーディションに望む下っ端ダンサー達を描いたミュージカルの名作「コーラスライン」。その16年ぶりの再演にあたって開催されたオーディションで役を勝ち取れるのは19人。3000人のダンサーが望んだ過酷なオーディションを通じて舞台に賭けるダンサー達の姿を追い掛けたドキュメンタリーフィルム。
演劇好きの彼女に連れられて、Bunkamuraで鑑賞。
実は、俺、見たこと無かったんだよね。「コーラスライン」。名作だとは知っていたけれど、舞台を全く知らなくても限られた席を勝ち取りに行こうとするダンサー達の戦いは、迫力あるし、感動も出来る。
「コーラスライン」という舞台自体が、役を勝ち取るダンサー達のドラマで、その役を賭けて挑む彼ら、彼女たちの姿はまんま、狙う役柄に重なって映る。
コトバや、出身地のハンディを乗り越え、実力でチャンスをもぎ取るショウビズの美しくも過酷で、残酷な舞台裏。
大事なオーディションで力を発揮できず、去っていくものも居れば、オーディションであるにもかかわらず、演出家や制作陣を泣かせてしまうほどの演技力を持った実力者も現れる。(ジェイソン・タムのオーディションは泣けた!)
最後までオーディションで火花を散らした面々は、誰も彼もが飛びきり個性的で、いつのまにか、彼らの人生に少しだけ感情移入して熱くなっている自分に気付く。
「コーラスライン」を見たことも無いのにドキュメンタリーを見て、これは本編を見て見ないと!!という気にさせられた。
素晴らしく見事な構成のドキュメンタリーだった。
しかし、最後まで残ってるダンサーは、受かった人も落ちた人も、みんな実は凄いキャリアを踏んでオーディションに勝ち残った人たちだと、プログラムを読んで初めて知った。
沖縄出身のニホンのダンサー「YUKA」にしたって、ブロードウェーで「マンマミーア」や「RENT」の舞台を踏んでる。
そりゃそうだよねぇ....素人ダンサーが登れるステージじゃない。w
それから、クリスティンの役を争ったクリッシー・ホワイトヘッド。ヤバイ。可愛すぎです。
彼女を見に、ブロードウェイに行きたくなった。(爆)
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