2010年11月6日土曜日

エクスペンダブルズ/NARIZO映画レビュー

自らを消耗品と名乗る“エクスペンダブルズ”は最強無敵の傭兵軍団。そんな彼らに依頼されたのは、南米のヴィレーナという島国で麻薬栽培を主な収入源にしている軍事独裁政権の壊滅だった

監督はシルヴェスター・スタローン。
脇を固める傭兵軍団が、スタローンに加えてジェイソン・ステイサム、ジェット・リー、ミッキー・ローク、ドルフ・ラングレン...特別出演でシュワルツツェネッガーやブルース・ウィリスまで顔を出す、金を掛けた悪ふざけとしか思えないほどの筋肉オールスターキャスト。
ひたすら撃ちまくり爆発音が鳴り響くのであろうというイメージ通り、爆発後の地面のように見終わった後、見事に何も残らない。キャストの顔ぶれ以上には残念なほど、意外性の無いアクション・エンタテインメントだ。

そう。
かつてアクション映画で主役を張ってた連中が、勢揃いした以上には、ホント驚きが無かったんだ。シュワルツツェネッガーやブルース・ウィリスに至っては、ほぼ出落ちだし(爆)。
みんな、歳取ったよね。
これだけのキャストが集まったのに、まぁ、何とも退屈なストーリーで途中、眠くなった。
だって、ホント、ストーリーは2行で説明出来ちゃう内容だからね。
敵役には悪の魅力というかカリスマ性も皆無で、出てきた瞬間から筋肉傭兵軍団と到底、強敵として渡り合えそうには見えない有様。
結果、南米の田舎に居る不良軍人を、圧倒的に強い筋肉馬鹿たちが一方的に叩きのめしに行ってるだけの映画になっている。
ヒロインも特に美人じゃないし。
どうせなら、凄い美貌のヒロインを用意して、筋肉オヤジどもが彼女を奪い合うような展開にした方が、よっぽど面白く見れた気がする。
そんなしょうも無い映画なのに、筋肉オヤヂ達は真剣そのもの。馬鹿映画だとは思っていない様子で、トホホと笑ってあげることも出来なかった。だから半端でイタイ映画だった。

スタローンはご満悦で、続編を作る気満々らしい。
ホント、脳まで筋肉なんだろうな。
こんな映画作って、脳の中の筋肉は筋肉痛にならないのだろうか?

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