シルヴェスター・スタローン、ジェイソン・ステイサム、ジェット・リー、ドルフ・ラングレンなどアクション映画の黄金期を支えたトップスターが集合。
無敵の傭兵部隊として活躍するという、もう映画がネタそのものの様な企画だった前作「エクスペンタブルズ」。
映画としては、酷いもので、そもそもあれだけ強そうなメンバーを揃えたのに、敵が全くの迫力不足。
南米の田舎に居る不良軍人を、圧倒的に強い筋肉馬鹿たちが一方的に叩きのめしに行ってるだけの内容で、途中眠気にまで襲われたのを覚えている。
懲りずに作った続編がこの「エクスペンタブルズ2」。
スタローンは監督をサイモン・ウエストに譲って、彼らと渡り合える強敵として、ジャン=クロード・ヴァン・ダムをキャスティング。やはり敵が強いことは重要だ。
粗筋は例によって語るほどの内容でもないレベルなのだが(笑)、この作品は、かつて一世を風靡したアクションスターをこれだけ集めてきたという物凄さが売り。
そう考えるとそれぞれに、ちゃんとバランスよく見せ場を作った脚本は、よく出来ていたと言えそうだ。
前作は出オチみたいだったシュワルツェネッガーとブルース・ウィリスも今回は活躍しまくりで、アクション映画ファンを笑わせるための台詞遊びが飛び交ったりするのは当然として、役者を引退していたチャック・ノリスの雄姿が見られるなど、映画ファンにはたまらないネタも満載だ。
そして、この作品が徹底的にこだわっているのが、ライブアクション。
CGIを駆使したリアルだけど妙に現実感のないアクションシーンや、銃撃戦でも流血を表現しなくなってきた映画界への強烈なアンチテーゼだ。
この作品では、これでもかというくらい、血煙が上がり、あほかと言うくらい撃ちまくる。
メインキャストの平均年齢は50代をはるかに超えているが、ホントに元気。
早くも「3」を作る話が巻き起こっているらしいが、爺さんたちは無敵なのだ。
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