2009年11月21日土曜日

イングロリアス・バスターズ/NARIZO映画レビュー

“ユダヤ・ハンター”の異名を持つナチスのハンス・ランダ大佐(クリストフ・ヴァルツ)から逃れた少女・ショシャナ(メラニー・ロラン)は、パリの映画館主として身分を隠しながら復讐の機会を狙っていた。
一方、アルド・レイン中尉(ブラッド・ピット)らユダヤ系アメリカ人で組織されたナチス狩りの連合軍特殊部隊“イングロリアス・バスターズ”は、ナチスの占領地に潜伏し、その情け容赦ないゲリラ作戦でドイツ軍を恐怖に陥れていた。
そんな中、ショシャナの映画館でヒトラーはじめナチ高官を集めた映画のプレミア上映の話が持ち上がる。
警備責任者は、あのランダ大佐。会場には、“イングロリアス・バスターズ”の面々も潜伏を企てて...様々な思惑が交錯する中、運命のプレミアが幕を開ける!!



お帰り、タランティーノ!!
ブラッド・ピットというメジャー感いっぱいのキャスティングで、相変わらずの悪趣味バイオレンス・ファンタジーを展開してしまったワルノリ満載の無茶苦茶エンタテインメント。こんなのを世に出せるのは、あんた位だろと、別の意味で感心。

名優クリストフ・ヴァルツの醸し出す、緊迫感と笑いの絶妙なバランス。歴史的な設定をこの際、一切無視して突っ走る唖然のシナリオ。
マイク・マイヤーズなどカメオな豪華出演者に、ナレーションは、ホント、こういう企画に顔出すのが大好きなサミュエル・L・ジャクソン。
モチロン、タランティーノ映画お馴染みの全員が銃を突きつけあうメキシカンスタンドオフのシーンも登場。
相変わらず、ろくな結果にならないあたり、ファンを喜ばせるツボをちゃんと衝いてくれる。

おいおい、そりゃないぜ。
ヤリスギだろ、バカじゃね!!そんな感想こそ最大の賛辞。ブラピが主役だからって、決して、ミーハー系彼女とのデートに選んではならないQT印のB級エンタテインメント。
てか、俺は久し振りにこんなにぶっ飛んだブラッド・ピットが見られて、チョッと嬉しかったぜ。


0 件のコメント: