今年はまだ花火を見ていない事に、ふと気付いた俺は横須賀の開国祭で米軍基地が開放され、横須賀花火大会もそこから見られるらしいよ(しかも花火大会は神奈川最大規模らしい)という情報と、お誘いに飛びついてみた。
前日は、いつものごとく明け方まで飲んでしまい、当日は午後12時に京急横須賀中央駅に集合。
花火が19時30分からであることを考えると、余裕の到着....のつもりだった。
これが、大きな誤算の始まりである。
駅に着けば、そこは既に人の波でごった返していた。
門が開放されている三笠ゲートまで行ったものの入場待ちの列は、幾重にも折り重なり三笠公園まで続いて、なんと三笠ゲートに入るまでに1時間30分も掛かってしまった。
完璧な誤算である。
荷物と金属探知機のチェックを受けて基地に入ると、流暢な日本語を喋るインフォメーションの兵隊さんに、今日はもう、艦船見学は出来ないかも...ゴメンネ。などと言われてしまう。
14時最終受付けで、15時までが見学時間。あまりに広い横須賀基地、ドッグまでたどり着いた時、既に時間は13時30分。目の前には絶望的とも思える長蛇の列が出来ていた。
この日、見学可能だった艦船は、米海軍のアーレイバーク級ミサイル駆逐艦 「ラッセン」と海上自衛隊護衛艦 「はるさめ」(下の写真は「はるさめ」)。
時間は限られている上に、ここは米軍基地。どうせならばと、護衛艦は華麗にスルーして、米海軍の「ラッセン」の最後尾に並ぶことにした。
時間は限られている上に、ここは米軍基地。どうせならばと、護衛艦は華麗にスルーして、米海軍の「ラッセン」の最後尾に並ぶことにした。
ミサイル駆逐艦「ラッセン」
パノラマ写真でドッグを望む。気温は35度近いが、空軍基地と違って容赦なく太陽に照り付けられても海風を感じられるのが、せめてもの救い。左側に見えるのが「はるさめ」で右が「ラッセン」。
ここでも、1時間以上並ぶことに。
背後では、自衛艦「はるさめ」の見学が打ち切りになっていた。本当にこれに並び続けていて、見学できるのだろうかとチョッと不安になりつつも、暇なので大きなクレーン等の港湾設備をカメラに収める。
とにかく、この日は空が綺麗だった。
自衛艦がガンガン見学者を船に乗せて船内に人があふれているのが外からも分かるような状態だったのに対して、長蛇の列が出来ていようとも米軍の方は常に一定数の見学者しか乗船させない方針のようで、列は驚くほど進まないのだが、一度中に入ってしまうと、のんびり見学出来そうな雰囲気。
ようやく乗船できた甲板から下を見下ろすと、まだまだおびただしい人の列が乗船を待っていた。
俺たちが乗船した段階で、15時近かったのだが、どうやらその時点で列を作っていた見学者は、見学させてもらえたっぽい。
とは言え、半端じゃない暑さで、屋台で売られていた「あり得ない色のゲータレード」を大量消費する羽目になった。
船内の通路は、思っていたほど狭くなかったのだが、外との対比でえらく暗い気がした。
陽射しが遮られるだけで、「涼しい」とか感じられてしまう罠。
艦橋と夏空。
艦首にはためく旗の向こうには、見学者が居なくなった自衛艦の「はるさめ」が見える。
防火服姿の兵士と2ショット。防火服がとてつもなく重くて暑いことを知っている俺としては、この炎天下で見学者とニコヤカに写真に納まっている彼の根性に拍手を送りたいキモチ。
最後に握手したら、彼はあり得ない手汗をかいていた。そりゅそうだ。(爆)
いや、柵も何も設けられていなかったので、展示というより置いてあった感じだったんだけど(笑)。
軍港と、艦船と、戦闘機と夏空。日本じゃないね。この風景。
あまりにも巨大なピザ。しかも、大味。3人がかりでも結局、食べきれず。途中で飽きた。
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