2010年4月25日日曜日

タイタンの戦い/NARIZO映画レビュー

神と人類が共存していた時代。神に対して、人間の王が反旗を翻し、人類の創造主で、神々の王であるゼウス(リーアム・ニーソン)は、激怒。ゼウスの弟でゼウスに恨みを持つ冥界の王ハデス(レイフ・ファインズ)は、この機を逃さず、人間達を恐怖で支配しようとしていた。
一方、ゼウスには、人間であるアルゴス前国王アクリシウスの妻を姦通して生まれた息子ペルセウス(サム・ワーシントン)がいたが、彼はおのれがゼウスの子である事をまだ知らなかった。
ハデスによって育ての親を殺されたペルセウスは、戦士たちとともにハデスと対決するため立ち上がった。

80年代の前半に公開されたオリジナル版の「タイタンの戦い」は、ハリー・ハウゼンによるストップモーションアニメの怪物たちと人間が入り乱れた、なんとも魅力的なファンタジーで、子供の頃は何度もビデオを繰り返してみるほどお気に入りの作品だった。

あれから30年。
現在の映像技術を活かし、3D対応して、かつて大好きだった「タイタンの戦い」が帰ってくると聞いて、期待するなという方が無理だろう。

しかし、アクション畑のルイ・レテリエ監督と、アバターの主演で一躍有名になったサム・ワーシントンの「タイタンの戦い」は、映像が派手な一方、残念なくらい内容が薄く、せめて3D版を鑑賞して大スクリーンから飛び出してくるのを見なければ、本当に何の記憶にも残りそうに無かった。

ところどころ、オリジナル版のファンを喜ばせるようなオマージュシーンも登場するにはしたのだが、なんか、手応え無かったんだよなぁ....。

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