2012年2月1日水曜日

ALWAYS 三丁目の夕日’64/ そろそろ飽きてきた

「ALWAYS」も今回で3作目。舞台は東京オリンピックに沸く1964年。
鈴木則文(堤真一)とその妻・トモエ(薬師丸ひろ子)、一人息子の一平(小清水一揮)、住み込みで働く星野六子(堀北真希)、そして小説家の茶川竜之介(吉岡秀隆)、ヒロミ(小雪)と、高校生になった古行淳之介(須賀健太)。
シリーズを通じて既におなじみのキャラクターと、昭和のノスタルジーにひたり、ご近所付き合いや人と人の触れ合いにほっこり出来るのはこのシリーズ最大の魅力だろう。
高度成長を遂げ、国全体が高学歴や高収入を目指す時代を背景に、展開されるドラマは、しかし作品が公開されている2012年の世相を反映して出世競争とは違った形の「幸せ」や「絆」について語って見せる。
とは言えノスタルジーと人情ドラマの繰り返しに、そろそろ飽きてきたのも事実。
シナリオも1作目を超える感動をもたらしてはくれず、回を重ねる毎に失速している。
箱庭のような「3丁目」の世界は「北の国から」の様には広がりようもないし。この平凡な昭和の世界の再現を敢えて3Dで見ることに意味を感じるかについても意見は分かれそうだ。



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