強烈な天然パーマでこの世に産まれ落ちた田中(松田翔太)は24歳にして未だ彼女なし。
“仲間5人のうち誰かが結婚する日には、その時の彼女を連れてくる”という高校時代の親友たちとの約束を前に、焦る田中のボロアパートの部屋の隣に、可憐な美女、加藤亜矢(佐々木希)が引っ越してきた。
これまでのクールでシャープな松田翔太のイメージを覆す、青春童貞馬鹿映画。
アフロのズラを被り、コミックさながらの奇妙な動きを繰り返す松田翔太と、やっぱりカワイイ佐々木希が全てといっても過言ではない作品。
内容は全編、中学生ノリで大のオトナが大騒ぎしているのをどれだけ楽しめるかに掛かっている。
馬鹿でエロな妄想をしながら、可笑しなテンションで突っ走った漫画原作の映画には「モテキ」があったが、似たような題材でありながらも、あの作品ほど、共感できるテンションの持って行き方になっておらず、何だかユルくて微妙な苦笑の連続の中、終わってしまったよ。おいおい。
キャラや題材の面白さはあったのに、何だか盛り上がりきらずに地味に終わってしまった勿体無さを感じつつ、苦笑いで劇場の席を立った。
監督は松居大悟。これが初監督作品らしいが、自分も童貞だと公言。
監督業の方がデビューが先になったというエピソードの方が、正直、本編よりもドラマチックだ。
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