やがて気難しいおもちゃ屋の老人ジョルジュ(ベン・キングズレー)の娘、イザベル(クロエ・グレース・モレッツ)が機械人形の修理に必要な“ハート型の鍵”を持っていることに偶然気付く。
それは、封印されていた過去の記憶を蘇らせる物語の始まりだった。
巨匠マーティン・スコセッシ初の3Dファンタジー映画。
ファンタジックでありながらアートの様に美しく、映画産業創生期の偉大な作家たちへの尊敬や映画愛にあふれたオトナの鑑賞に堪える作品。
内容的には、ファンタジーのアプローチにはなっているが、決して、おとぎ話的な作品ではなく、むしろ人間を描いたドラマになっている。流石にそこは、スコセッシだ。
子供向けとして考えると、はっきり言って小難しい。(笑)。
あっという間に死んでしまう父親役のジュード・ロウ。
秘密を抱えた気難しいキャラクーを演じたベン・キングズレーなど、名優陣と対等以上に渡り合う子役のエイサ・バターフィールドや将来が楽しみな美少女クロエ・グレース・モレッツが、非常に瑞々しくてよい演技を見せる。
最後に3Dについて。
高さを感じるような夜景シーン、駅の雑踏をリアルに描いたり、美しい美術をより魅力的にスクリーンで表現する上で、この作品の3Dは大きな効果を上げている。
2D版も公開されているが、作品世界に没入したいのであれば、ぜひ、3Dでの鑑賞をお奨めしたい。
2D版も公開されているが、作品世界に没入したいのであれば、ぜひ、3Dでの鑑賞をお奨めしたい。
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