かつて拉致された娘を救うべく、アルバニア系犯罪組織に単身戦いに挑んだ元CIA工作員ブライアン・ミルズ(リーアム・ニーソン)は、休暇で家族の絆を取り戻そうとしていた。
しかし休暇先のイスタンブールでは、復讐を誓うアルバニア系犯罪組織が待ち構えていた。
元妻と娘の両方を捕らわれたブライアンは、再び単身で犯罪組織に立ち向かう。
心配のあまり、娘にGPSを付けてしまう様な元工作員の父親をリーアム・ニーソンが熱演。
リュック・べッソンがプロデュースと脚本、監督はオリヴィエ・メガトンという「いつも」の組み合わせで「いつも」通りのちょっと大味なアクション映画。
さらわれる娘も奥さんも美人ではないが、観客はリーアム・ニーソンに釘付けだ。
この映画でのリーアム・ニーソンの強さと行動力は、スター・ウォーズで演じたジェダイの騎士をも上回る。
まさに家族のためになら法律もルールも手段も選ばない、最強にして最凶パパ。
肉体派アクションスターではない、見た目、落ち着いていそうな普通のおじさんリーアム・ニーソンが、工作員仕込みの物凄いスキルやテクニックで単身、敵を追い詰めていくというところが最大の面白さなのだ。
そういう意味では、地味だけど企画の勝利なんだよな、このシリーズは(笑)。
美しい市街でのカーチェイスや格闘シーン。
ゲリラ的に撮影されたスピード感。
舞台となったイスタンブールの魅力が荒唐無稽な作品の価値を2割くらい上げてくれている気がする。
このあたり、アメリカ映画だけど、主要な製作メンバーがヨーロッパ組ってだけのことはある。
92分と言う尺も、この手の何も考えずに楽しむ映画としてはちょうど良い。
なんか久しぶりにベッソンのプロダクション「ヨーロッパコープ」絡みで、面白いと思える映画を見た気がする。
ただし「大味」だけどね。
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