2009年7月20日月曜日

ハリー・ポッターと謎のプリンス/NARIZO映画レビュー

ヴォルデモートの支配力はついに人間界にも及び、いよいよ強大なものとなっていた。最終決戦が迫っていることを知っているダンブルドア校長は、ハリーとヴォルデモートの防御を解く手がかりを見つけようとするのだが、闇の勢力の手は既にホグワーツにも伸び始めているのだった。



冒頭のスピード感に溢れたシークエンスから、一気に作品世界に惹き込まれる今作。
不気味だが幻想的色彩のファンタジー世界でありつつ、極めてダークなストーリー展開に、メインキャラたちの恋という脇道のエピソード、笑える要素を加え、その末メインキャラの死が待っていたりして、時間が長い上に忙しく、挙句の果てに、何ら問題の解決を見る事無く終わってしまうという....この何とも言えない残尿感(笑)。
まさにシリーズの終わりの始まりとも言える本作だけに、いいところで後に続くのは想定の範囲内ではあるけれど、2年越しであと2本見ないと完結しないと、改めて最後に言われると、これはしこたま長く感じる。
どうなってしまうのか、原作を読んでない俺としては、非常に気になるという意味で。

見事に映像化された魔法の世界観に加え、イギリスを代表する名優達が、名を連ねるキャスティングは見ているだけでいつも通り愉しいが、ロン役のルパート・グリントが成長とともにチンケさ満開なのに対して、ハーマイオニー役のエマ・ワトソンは、色気が出て来て、ちょっとヤバイ感じ。
シリーズが終わる頃には物凄く綺麗な女優さんになってるんだろうな....ってところまで含めて、続きが楽しみである。

0 件のコメント: