2009年3月30日月曜日

六本木アートナイト

オリンピック誘致絡みのイベントとして、今年初めて、3/28-29にかけて六本木エリアをあげて一晩限りのアートの祭典が開かれました。
その名も、「六本木アートナイト」。
またの名を火を噴く巨大ロボット「ジャイアント・トらやん祭り」(嘘)。

これ、ホントに凄くて、新国立美術館、六本木ヒルズ、東京ミッドタウンとその周辺全体で、国内外のアーティストの作品が色々展示され、落語だ、クラブイベントだ、ライヴパフォーマンスだと非常に愉しかった。

写真は、火を噴いていないときの「トらやん」。


見所いっぱいで、その気になれば朝まで遊べる感じ。
事実、明け方近くまで遊んでましたが、とにかく寒かった。
次回があるなら、是非、暖かい時期にお願いします。


で、かなり釘付けだったのがオープニングのステージから、通行人まで、あらゆる人を魅了した12人編成のブラスアンサンブル「チャンチキトルネエド」。
演者が、観衆の中に入り乱れてパフォーマンスするんですよ。
しかも、メチャ、愉しい。
特に、パーカッションの小さい女の子が可愛かったですね(笑)。
(...と、webを見たら、実は相当凄い人みたいだった。上原なな江さん。)
以下、NARIZO動画ですが、少しでも愉しさが伝われば幸いです。
...んで、この動画、彼らの公式サイトにも貼っていただけたみたい。光栄なり。

2009年3月24日火曜日

ワルキューレ/NARIZO映画レビュー

ヒトラー政権末期のドイツ。シュタウフェンベルグ(トム・クルーズ)はじめ、一部の政治家や軍人達はドイツの敗北を予感していた。何度と無く繰り返されるヒトラー暗殺計画。その最後となった暗殺未遂事件の実話を映画化。

トム・クルーズがドイツ人には見えないとか、色々突っ込みどころはあるものの、この手の作品にありがちなロマンスなんかは完全に排除され、ただただストイックに、淡々と、ドキュメンタリーでも見ているかのような客観的演出で事件は描かれる。

主人公は、言うなればテロリストである。彼の考える正義を殊更ヒロイックに見せるでもなく、当時のドイツ国民全員がひたすら盲目的にヒトラーに従っていたわけでもない事実をきちっと表現した。

そういう意味で、ステレオタイプに善悪を決め付けて、作り手の論理でナショナリズムを刺激したり、感動させようとしたりは一切しない。その全ては、観客にゆだねられていると言って良い。

そのせいか、結局、何にも誰にも共感できない作品になった。
むしろ、これはエンタテインメントとして感情移入する類の作品ではなく、どちらかと言えば「NHK特集」みたいな心の距離感で評価すべき映画なのだと思った。

で、俺はこの作品に何を見たのか。

戦争映画ではないし、サスペンスとして見るにも半端だ。

俺が面白いと感じたのは「組織」と「人」のドラマと言う部分だったりする。

組織に所属する人間は、組織に守られ、組織を利用するが、組織そのものには意思が無く、意思は組織の中の人間や組織を動かす人間が持っている。

この作品が描くのは、組織の中で葛藤する個人の姿だ。
遮二無二突っ走るもの、保身を考えるもの、そっと賛同するもの、常に打算で動くもの、長いものに巻かれるもの。
あらゆる思惑が交錯する様は、地味に面白い。

これは昔のドイツの話だが、多かれ少なかれ、似たような人間模様は、会社のオフィスでも起きていたりするものである。(笑)
そういう意味では、ここぞと言うときの人の行動は、実に興味深い。

2009年3月22日日曜日

ターミネーター展/お台場 日本科学未来館

2009年3月19日(木)~6月28日(日) までお台場の日本科学未来館で開催中の「T展」へ行って来ましたよ!
「T展」...?「ターミネーター展」ですよ。

6月公開の「ターミネーター4」は勿論、歴代の映画撮影に使われたターミネーター達が大集結の男の子心をくすぐる好企画。
しかも、フラッシュ炊かなければ撮影自由。ようやく日本も海外並みに、この手のイベントで撮影可能になってきました。嬉しい限り!!
入場料の1200円で通常展示も見られることを考えると、安いもんです。しかも、三連休最終日でも、意外と空いていてじっくり細部まで、かぶりつきで眺め、写真に収めることが出来ました!


「ターミネーター3」からシュワちゃんの懐かしい「T-800」等身大。

テレビシリーズ「サラ・コナー・クロニクルズ」から、キャメロン。なかなかにリアルです。




T-800のエンドスケルトンと、下が「ターミネーター3」のT-X。「ターミネーター4」で、駄作だった「ターミネーター3」は無かったことになってしまうらしいけどね(爆)。


新作「ターミネーター4」から、バイク型のモトターミネーターも展示中。なんか、いかにも変形しそうなフォルムだね。


タンクロボット。これ、ホントに動くらしい。
ジョン・コナーを「ターミネーター4」で演じるクリスチャン・ベイルの衣装。
「ターミネーター4」のコンセプトアート。ガンガン組み立てられるターミネーターたち。
そしてこのゴツくてでかいのが、ついに俺の前にベールを脱いで現れた(笑)、「ターミネーター4」のT-600。


やばいね。公開が凄く楽しみだぜ!「T4」!!


2009年3月14日土曜日

ジェネラル・ルージュの凱旋/ NARIZO映画レビュー

前作の事件解決により、窓際医師でありながら院内の倫理委員会トップに任命されてしまった田口(竹内結子)。そんな彼女のもとに、ジェネラル・ルージュの異名を持つ救命救急センター長の天才的医師 速水(境雅人)と医療メーカーの癒着を告発する文書が舞い込んだ。数日後、医療メーカーの所長がヘリポートから不審な転落死を遂げる..。果たしてこれは殺人なのか?再び厚生労働省の白鳥(阿部寛)も現われ、田口は真相究明に渋々乗り出すことに...。

 「チーム・バチスタの栄光」の続編。すっかり息もピッタリ、笑いのツボをしっかり衝いて来る竹内&阿部の主演二人に加え、今度は、今や話題作には何処にでも顔を出す、ニヤケ顔の二枚目性格俳優 境雅人が加わって、キャストの魅力だけで一切、飽きない医療エンタテインメントが展開される。

そう。サスペンス的でもコメディ的でもあるが、この作品は多分、どっちでもない。虚構のストーリーにリアルさを散りばめた、まさに、医療エンタテインメント。

とにかくテンポが良い。癒着の真偽そのものよりも、危機的な人手不足や構造的問題に陥っている救命救急の現実を素人にも理解できる描写で、スリリングに描く展開に、気付けば呑み込まれてしまっている。

そんな中で速水を演じる境の不適な「子供」ぶりは、たまらなく魅力的だ。
おそらく前作同様、原作を大胆にアレンヂしているのだろうが、演出の妙、キャスティングの妙で、小さい粗なんてどうでも良くなる。

それにしても、ジェネラル・ルージュの異名が付いた真相が明らかになるシーンは、脱力だったネ(爆)。


東宝シネマズデー1000円で東宝シネマズ有楽座で鑑賞。

Ringo EXPO 08

椎名林檎のライヴDVD。オーケストラ従えた10周年記念祭。
演劇的だ。妖艶にエロイし、カッコイイ。
やっぱり、このヒトは凄いね。プロジェクタで再生。釘付けになりました。

2009年3月10日火曜日

パッセンジャーズ/NARIZO映画レビュー

飛行機墜落で奇跡的に生き残った男女5人の乗客。彼らを患者として担当することになったセラピストのクレア。しかし5人は次々と姿を消していき、航空会社の人間に彼女はつきまとわれるようになる。果たして、飛行機事故の真相は....!!

いやぁ...魂の感動作って触れ込みで楽しみにしてたんですがね。
小さく毒を吐くので、読みたくないヒトは、予告編をお楽しみ下さい。
感想は、その下にひそっと一言。



アン・ハサウェイがハゲのブルース・ウィリスじゃないだけで、殆ど「シックスセンス」のパクリじゃねぇか!(爆)
彼女はとっても綺麗だったけど、俺は呆けたね。ビデオストレートで充分。

2009年3月8日日曜日

ヤッターマン/NARIZO映画レビュー

再放送だったけど、幼少期、「タイムボカンシリーズ」を見て育った世代にとって、出来はどうでアレ、「ヤッターマン」実写化はニュースなのである。

そうでなくても、馬鹿映画ファンとしては、絶対におさえておきたい作品だった、この作品。
しかも、監督は三池崇史。

結果は、期待を上回る馬鹿馬鹿しさ。
そこかしこにあふれ出る、オリジナルへのリスペクトと、タツノコ愛。
あそこまで、ギャグアニメーションの演出を実写で忠実にやるなんて....という喜びと驚き、そして呆れ。


振りつけまで全く同じで「天才ドロンボー」の歌が流れたときには、もうそれだけで満足だった。

しかも、タツノコ×三池相乗効果で、エロさ、変態度合いはマニアックな路線を突き進み、お子様も多かった客席の微妙なムードは何とも言えず可笑しかった。

話題だった深田恭子のドロンジョは、アニメよりもカワイイ感じにまとまっちゃってたけど、あれでエロモン全開だったら、ホントに変態アクションになっていたと思う。....それも見たかったけど。

ケンドーコバヤシのトンズラーや生瀬勝久のボヤッキーは、見事にイメージ通り。

いやぁ...是非、皆さんも劇場へ。
人生で二度は見なくて良いけどね。二度は。
でも、一度だったら、絶対劇場で見るべき。

おそらく、「ドラゴンボール」よりははるかに直球の実写化ですから。
子供だけに見せとくのは勿体無い。
子供をダシに、お父さんが楽しみに行くお色気系変態馬鹿映画です。

そしてタツノコプロ。
あの会社は、やっぱり凄かった...と、改めて感じさせられた1本でした。

本当に出てくる!生茶パンダ先生

たまたま通りかかった渋谷駅。ランキンランキンの前。

キリン「生茶」のCFで綾瀬はるかが、自販機から取り出してる「生茶パンダ先生」が、ホントに自販機から出てくるというプロモイベントに遭遇。
どうやら土日限定で、やっているらしい。

思わず並んで、ゲット。
しかし...キモカワイイね。