2008年8月2日土曜日

ダークナイト /ヒース・レジャーのジョーカーはヤバイ! 

クリスチャン・ベール主演による新生「バットマン」シリーズ第2弾。

「ダークナイト」を見に、アサイチで先行上映へ行って来た。

全米公開時の評判がすごぶる高かったから、期待して見に行ったんだが、なんと期待以上の出来だった。



飛び切りダークな世界観。見終えた後も、重たく、爽快感はないし、2時間30分は正直、長いはずなんだが、物凄く真剣に見てしまった。

単なるアメコミ映画と侮る無かれ、この作品は結構、深いテーマを突いて来る。人間が深層に抱える表裏一対の感情や、光と闇。勧善懲悪とは言い切れないダークな世界こそ、「バットマン」というヒーローの魅力。そして、人間の奥に潜む怒りや狂気を上手に料理して、重厚ささえ感じさせるヒーロー映画になっている。

時に爽快感や青春路線を取り混ぜて、誰もが安心して見られる「スパイダーマン」とは違い、こちらは明確に大人向け。登場人物たちの苦悩はより深く、表現は派手で過激だ。



以前、ジャック・ニコルソンが怪演して、大きな話題になったバットマンの宿敵ジョーカー。

この作品において、あの「狂気」の象徴を演じるのは、この作品の撮影後に薬物過剰摂取で事故死したヒース・レジャー。

ジャック・ニコルソンのジョーカーと比較して、ぐっとスリムな印象の彼のジョーカーは俊敏で凶悪。佇まいだけで全身から狂気が漂う強烈インパクトを拝めるのがこれで最後とは、なんとも惜しい。


もちろん主役のクリスチャン・ベールも良いのだが、やはりこの作品にダークな魅力と、刺激、そして目を離せないスリルを与えているのはジョーカーを演じるヒース・レジャーの存在だということは誰もが認めるところだろう。

その他、ネタバレになるので詳しくは書かないが、顔が半分焼け爛れたトゥー・フェイスの登場とか、まぁ、ダークなだけでなくちょっとグロいところもあるので、そういうのが苦手な女子には厳しい作品かもしれない。

まぁ。デートには不向きだろうね。(爆)中高生カップルがデートで行くなら「インディ」とかで無難に盛り上がっとくべきだな。
俺みたいに土曜の朝9時に早起きして見るような作品でもないけども。


最後に。装甲車みたいな今回のバッドモービル。それからバイクね。
メカとして相当カッコイイです。w

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